メジャー作品の台本を使ってみて、台本をしっかりと読解して芝居ができていなかったことを改めて気付かされました。

台本を1冊読んで芝居ができるため、普段練習で使っているペラ一枚の台本や、シーン抜粋の台本では学べないことを学ぶことができた。

例えば、ぺらいちやシーン抜粋の台本ではある程度創造して役作りをしないといけないが、1冊読んだ上で役作りができるため、過去のシーンや後のシーンでの役の行動を全て加味して役の価値観を構築することができる点や、実際に各シーンでの役の価値観が表現されている部分を自分で読解する能力も養うことができました。

また一流の脚本家が書いたメジャー作品の台本は、そうでない台本に比べて情報量が圧倒的に多く、しっかりと読解して、必要最低限の書いてあることを表現するだけで上手くできるように作られているため、実際に演じてみるだけでいかに脚本が読解できていないかが一目瞭然でわかる。

句読点や「・・・」などの全ての台本上の表現に意味があるため、そう行った細かい台本上の表現を意識して芝居する能力を養うことができると感じました。

一流の台本を使うことの大切さを知った。日本の多くの演技を学ぶ場は
抜粋された台本を使ったり、短いスキットを課題にして演じている。

しかし実際の現場で使う台本は、何ページもあり演じるシーンの前後まで描かれている。情景や設定まで細かく。その全てから読み解いて役を作っていくのが一流の俳優。それと同じことをしないと一流の現場に立つことはできないと思った。行動の一つ一つ、表情や目線の動き、色々なことが台本から読み取れた。

現場に出始めてぶつかる壁は、止まる位置や見るタイミングも指示がある時にそれに慣れておかないと全く現場で思い通りの芝居ができないこと。現場を体験してそれを強く感じた。

いつものレッスンでもその環境を作ることで勝ち続けることが出来る。

多くの俳優がレッスン中に変化があった。

なぜ芝居が良くなったのか？それを一緒に深ぼることで、参加している俳優全員が一緒にレベルアップできる。

とにかく楽しかった。

こんなに楽しくお芝居の練習をしたのは初めてです。

課題も沢山見つかり、修正ポイントまで明確になり、なにをやるべきかがはっきりわかりました。いままでいろんなワークショップにいきましたが、これ以上の練習場に出会ったことがありません。